2015年03月12日

3月22日(日)はマイクロ波フリーマーケット

今月、3月22日(日)はマイクロ波フリーマーケットを開催したいと思います。
皆さんの参加をお待ちしております。

会場は神奈川県川崎市多摩区西生田1-15-2 平山プラザビル駐車場
小田急線読売ランド前駅 徒歩5分 11時より開始13時ごろ終了
(株式会社コスモウェーブの前の駐車場です)

コンビニ駐車場は出店者以外は使用できません(空きがない場合もございます)
出品者以外は、すぐ近くにコインパーキングが有りますので、こちらをご利用ください。

posted by 7L1WQG at 19:55| Comment(0) | アマチュア無線

2015年03月10日

144MHz帯プリアンプの製作(BPF仕様、トラップ付)


今回はマイクロ波ではなく、144MHz帯のプリアンプの実験です。
先日、ネットで面白そうな高周波コイルを見つけたので、実験してみました。

シールドされたこのコイルはTOKOのコイルと思われ、規格等は不明なものでした。
購入してLCRメーターで調べてみると、150nH付近のコイルと解り、144MHz帯の
プリアンプに使えないかと思い、製作してみました。
なお、コイルは片巻で、中心にフェライトコアが入っています。

このコイルはBPFとして使用し、増幅部はMMICを使用しています。
また144MHz帯BPF以外に、430MHz帯のトラップフィルターも設けています。

lna8144-320-1.jpg

入力保護のリミッターダイオードとMMICはチップ部品を使い、その他はDIP部品で
構成しました。
これは、ある程度改造がしやすいように考えてです。
本当は、全てチップ部品でも製作できますが、部品入手と改造しやすさを考えています。

lna8144-320-4.jpg
MMICとリミッターダイオードは背面に設置

入出力はSMAJコネクターです。
基板はFR−4の1mmで、片面基板です。
青い積セラが並んでいて、綺麗です。
(いつも設計時には、性能も良くて綺麗に見える様に、部品配置を考えています)

電源電圧は6V〜16Vで約60mAの消費電流です。(内部は3.3V動作です)

測定結果
ゲイン:約21dB
NF:0.64
430MHz帯トラップは約−40dB(144MHz帯ピークゲインより−60dB以上)

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設計の値と少しコンデンサーの定数を変更しましたが、殆ど調整しないで製作できます。

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左のピークが144MHZ帯、右の落ち込みが430MHz帯

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コイルのコアを回して、中心周波数を変更できるので、調整も楽で、ちょっとしたお遊びには使えそうです。

次回はNOAA用のプリアンプも製作したいと思っています。


posted by 7L1WQG at 19:32| Comment(0) | プリアンプ・LNA

RFパワーアンプが壊れる

周波数にかかわらず、RFパワーアンプが壊れる時があります。
私も何度も経験がありますが、その多くは使用上の不注意が原因でした。

RFパワーアンプ(特にGHz波帯)はリニア動作の製品が殆どです。
マイクロ波アマチュア無線ではFMで交信することが多いので、どうしてもC級動作領域、飽和領域で使うことが多いようです。

そのような場合、ちょっとした不整合があると、その出力パワーがRFパワーアンプに反射で戻ってきて、簡単にデバイスが劣化、破損することがあります。

出力の切り替えに同軸リレーを使っている場合は、リレーの切り替わりのタイミングが、RFパワーアンプの出力タイミングに合わない場合、一瞬のオープン、ショート状態になり、RFパワーアンプが全反射で壊れることがあります。
もちろん、アンテナ等を接続しない、または不整合状態でRFを出力すると、デバイスが壊れたり、劣化したりします。
特に飽和領域でRFパワーアンプを使っている場合は、一瞬の不整合でも瞬時に壊れます。
またRFパワーアンプの放熱が充分でない場合は、更に壊れやすくなりますし、高温状態で使用しているとデバイスが劣化します。

業務用のRFパワーアンプ等は反射に耐えうる設計や十分すぎる余裕、またアイソレーター等の装備で、保護回路が確り出来ていますが、アマチュア用ではこの様なパーツは非常に高価で入手困難なこともあり、殆どの場合、装備されていません。

もし、RFパワーアンプを壊したくないのであれば、最大出力の50%程度で使用するか、アイソレーター等の保護回路装置の取り付けをしなければ、十分な注意をしていないとアンプを壊してしまいます。

また、同軸リレーを使用するときは、その切り替えタイミングを十分考慮してください。
マイクロ波用の同軸リレーは、切り替えに数十ミリ秒〜数百ミリ秒かかります。
その為に多くの場合、RF出力の到達後に同軸リレーが動作するので、RFパワーアンプに過負荷を与えることになります。
使用するシステムにシーケンス動作(遅延動作)させて、必ず同軸リレーが切り替わった後にRF出力が出るように工夫するとよいでしょう。

また、同軸リレーのチャタリング防止の為に、FMであっても動作時間に少し遅延を設けると良いと思います。
パワーアンプ、プリアンプ共に故障の原因に同軸リレーの動作不良やチャタリングも多くあります。
キャリアコントロールを使用している場合は、特に注意が必要です。

マイクロ波用のRFパワーアンプは1W程度の出力であっても、HF帯の500Wリニアアンプと同様な注意が必要になります。
また、コネクター、同軸ケーブル、アンテナの整合が充分でないと、RFパワーアンプに負荷がかかり故障の原因となります。
RFパワーアンプは高価ですので、壊さないように細心の注意をして使用しましょう。 

posted by 7L1WQG at 11:00| Comment(0) | パワーアンプ