2015年08月31日

1200MHz帯トランスバーターの製作


ハムフェアが終わり、やっとトランスバーターの基板設計が出来ました。
机上の設計なので性能は何とも言えませんが、超小型に製作しました。

設計では

1200MHz帯トランスバーター(ユニット基板)
IF:435MHz
RF:1295MHz&1280MHz 2ch
電源電圧:DC7V〜DC12V (電流値はTX時に150mA程度と思います)
IF入力レベル:MAX1W
RF出力:50〜100mW
コンバージョンゲイン:10dB
NF:0.8dB程度
入出力共に同軸リレー装備(出力は同軸リレーをスルーすることも出来る)
基板サイズ:55mm×45mm(名刺サイズの半分よりやや大きい)
基板:FR-4 0.6mm 両面スルーホール(裏面は全てGND)
オールモード対応
キャリコン装備、TX、RXでの電源出力有り(外部アンプ、外部同軸リレー等)
強制スタンバイ端子有り
部品点数:約90個
ミキサー、RXアンプ、TXアンプ、同軸リレー等は全てMMICです。

難点はチップフィルターの性能がそれほど良くないと思われるので、スプリアスは
多くなると思います。(多い場合は外部フィルターで対応する予定)
一応、TXに2段、RXに1段フィルターが入っています。
LOは860MHz又は845MHzです。

RF関係のコネクターはU.FL又は同軸ケーブルを半田付けです。

先日、製作したLOと組み合わせても名刺サイズより小さくなると思います。
TX、RX共に1段増幅なので、あまりパワーは出ません。

基板パターン(参考です)です。一応実物大です

1.2GHz-TRV-1.jpg

基板が出来たら実験してみます。

posted by 7L1WQG at 10:57| Comment(0) | トランスバーター

2015年08月29日

1200MHz帯トランスバーター用ローカル発信器の製作


以前、1200MHz帯のオールモード機が少なく、現行のリグでは高価で移動運用には大きすぎると言う話をいただき、1200MHz帯のトランスバーターの設計を考えてみました。

まずはローカル発信器を設計してみました。
IF周波数は430MHz帯で考えています。
また、2400MHz帯以上のトランスバーターのIF周波数が1280MHzを多く使われていますので、ローカル発信器の周波数は1280MHz、1295MHz帯に対応できるように考えました。

IF周波数を430MHz帯で考えると、LO周波数は845MHzと860MHzが良いようです。
これは
435MHz+845MHz=1280MHz
435MHz+860MHz=1295MHz
となります。
また435MHz帯は一般的にはあまり使われないので、混信も殆ど無いと思われます。

基板は極力小型で小電力になるように考えました。
また、自作等で設置に便利なように、部品は片面実装として、裏はベタのGNDとしました。

VCOはマキシムの小型VCOを使い、基準発振器は14.4MHzのVCTCXOを採用しました。
これは、基準に10MHzや12.8MHzを使うとその高調波がRFに影響を与えるためです。

lo-pll2-320-1.jpg

基板のサイズは約40mm角になり、重さも僅か5gとなりました。
消費電流も僅か55mAでDC7V程度から動作します。

実際に動作させてみると、設計通りの性能は出ているようです。
出力は約8dBm有り、スプリアスは殆ど見えませんでした。
VCO出力をuPC2709で増幅して、スプリアス対策にLPFを装備しています。

lo-pll2-320-2.jpg

この基板があれば、自作や改造用に使用でき、簡単に高性能化が出来ると思います。

基準にVCTCXOを使っているので、周波数の微調整が可能で、環境の違いによる周波数ズレも簡単に調整が可能です。
実際に調整してみると1Hzまで追い込み出来ました。
VCTCXOの精度は25℃で0.5ppmで0〜50℃でも2.5ppmですので、1200MHz帯のトランスバーターには十分な精度です。

lo-pll2-320-3.jpg

次はトランスバーター本体の設計をしたいと思います。





posted by 7L1WQG at 19:01| Comment(0) | トランスバーター

2015年08月28日

Advantest R3273 スペクトラムアナライザの修理

メーリングリストで話題になっていたアドバンのR3273の修理を行いました。
原因はメモリーバックアップ用の電池切れです。
電池が切れると、日付がおかしくなり、下記の症状が発生します。

r3273-10.jpg

r3273-11.jpg

このように、エラーが発生します。

本体のカバーを開けると、赤いバックアップ用の電池が見えます。

r3273-12.jpg

電池を基板から慎重に剥がしました。
電池はボンドで基板に接着されているので、電池の足の+側をカットして外し、その後尊重に接着剤を剥がしました。
マイナス側もハンダこてで外し、スルーホールのハンダもきれいに取ります。

r3273-14.jpg

これが外した電池です。
この電池はマクセルのER3 3.6Vで、塩化チオニルリチウム電池と言われるものです。
マクセルは一般的には販売し無いようです。(書類を書いて取り寄せは可能なようです)

r3273-13.jpg

その為に互換電池である東芝のER3Vを使用することにしました。
電池は秋葉原の田中無線電機で購入しました。

r3273-15.jpg

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塩化チオニルリチウム電池は慎重に取り扱います。

外した基板をイソプロで拭いてきれいにしました。
接着剤はシリコン系の様で、そのままにしました。

r3273-17.jpg

早速電池を取り付けてみると、ピッタリです。

r3273-18.jpg

慎重に半田付けをして、仮組みして動作試験を行いました。
スペアナを起動して日付を合わせて、再起動した所、見事にエラーが消えました。

r3273-20.jpg

その後、暫くしてからキャリブレーションを行いました。
見事に全てのエラーが消えています。

r3273-21.jpg

不具合が発生することが有るという話が有ったのですが、
その後、色々と動作させて調べましたが、特に不具合は発生しませんでした。
その為に、システムリセットは行いませんでした。
(システムリセットすると何が起こるかわからないのでこのままです。)

r3273-22.jpg

無事に修理を終了することが出来ました。
このスペアナには、また暫く働いてもらうつもりです。

注意:
自分で行う電池交換は、少なからずリスクが伴います。
基板のパターンを壊したり、ショートさせたり、すると再起不能なんて事も・・・
この記事を見て作業される場合は自己責任でお願いします。



posted by 7L1WQG at 17:44| Comment(0) | アマチュア無線

2015年08月13日

2015原村星まつり・移動運用−3


観望エリア以外の駐車場にも珍しい望遠鏡が有りました。

2015hara-18.jpg

なんと、ユニトロンの10cm屈折望遠鏡、昔は憧れの望遠鏡でした。
新品同様でとてもきれいな状態でした。

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これはフジノンの15cm双眼鏡とハイランドプロミナーの3台
フジノンは両方共にEDで対空25倍と40倍の2本でした。
同じオーナーの所有で、各々比較して見せて頂きました。
それにしても15cmのED双眼鏡の2台は圧巻でした。
(定価ベースでは、高級外車が買えるくらいの超高価な双眼鏡です)

2015hara-20.jpg

私の15cmと比較しても、さすがEDの威力で、星像、明るさ、視野の見え方も全く違って
感じました。(価格が違いすぎますが・・・)
特にM13が揺らぎもなく、針を刺したような点像に見えたのが印象的でした。(40倍)


肝心のアマチュア無線の方ですが、コンディションが目まぐるしく変わり、交信範囲も
時間と共に、刻々と変わってきました。
会場で太陽を見たところ、プロミネンスが活発に出ていたので、その影響かもしれません。

今年も多くの方々と交信出来ました。皆さん有難うございました。
来年も参加したいと思っています。

7L1WQG


posted by 7L1WQG at 19:52| Comment(0) | 天文

2015原村星まつり・移動運用−2


続きです。

タカハシのブースには新型の望遠鏡が多く並んでいました。

2015hara-10.jpg

特に「FSQ−130ED」は圧巻でした。
私も初めて実物を見ました。大砲?みたいです。

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「FSQ−130ED」は鏡筒のみで130万円以上もするので、到底手が届きませんね。

2015hara-13.jpg

こんな新型望遠鏡も有りました。タカハシの懐かしい黒色です。

隣にセレストロンの望遠鏡が有りました。
一見普通のシュミットカセグレン赤道儀ですが・・・

2015hara-14.jpg

実はシュミットカメラでした。
先端に1眼レフカメラが設置されていました。

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こちらは毎年見る巨大な屈折望遠鏡、NJP赤道儀が小さく見えます。
夜には長蛇の行列が出来ていました。
私はギャラリーが減った深夜に見せて頂きました。

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会場ではこんな望遠鏡?も売っていました。
ニコン製です。

2015hara-17.jpg

さらに続く
posted by 7L1WQG at 12:45| Comment(3) | 天文

2015原村星まつり・移動運用−1

今年も原村星まつりに参加しました。

毎年、初日の金曜日から参加していますが、年々皆さん早く来ており、
朝6時にはこの行列です。
先頭の方は、前日の夕方から並んでいたようです。

2015hara-5.jpg

私達は午前2時に到着しましたが、今年は9番目でした。
到着した夜は快晴で、月が出ているにも関わらず、天の川がハッキリ見えていました。

例年のように、会場駐車場での運用で、7MHzでQRVしました。
今年も会場での運用の許可を星まつり実行委員会と八ヶ岳自然文化園の方々に
頂き、駐車場の一角をお借りして運用を行いました。

2015hara-1.jpg

無線運用は例年通り、いつものスタイルです。
屋外での運用なので、日除けと雨除けは必須です。
原村では夏場は突然のスコール(雷雨)が有るので、要注意です。

望遠鏡は今年もフジノンの15cm双眼鏡を持って行きました。

2015hara-2.jpg


昨年はバッテリー運用でしたが、今年はホンダのガス発電機を使用しました。
ガソリン式発電機より安全で、燃料交換もカセットガスなので非常に楽です。
騒音もかなり少なく感じました。
(会場での発電機の使用許可も頂きました)

2015hara-4.jpg

会場には多くの望遠鏡が並んでおります。
自作やメーカー製や改造品等、色々な望遠鏡が並んでおります。
今年は、例年に無く大型の機材が多く見られました。
40cm反射望遠鏡が小さく見えるほどです。

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会場のメインステージでは、アクアマリンのコンサートが行われていました。

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この頃になると、続々とギャラリーとメーカー、販売店の方々が来場されて、会場は賑わって
いました。

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今年は特価品も多かったので、皆さん夢中で会場を散策していました。

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バンガードの三脚が特価2000円で販売されていました。
あっという間に売り切れたようです。

2015hara-9.jpg

続く

posted by 7L1WQG at 12:01| Comment(0) | 天文