2020年06月23日

5.6GHz帯パワーアンプの試作−2


前回は24GHzの基板を改造して実験しましたが、今回は新たに基板を作成してみました。

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回路構成はほとんど変わりませんが、このMMICはスプリアスが多いので、基板上にLPFを追加しました。
結果的には出力がフィルターの損失分減りましたが、スプリアスは大幅に改善できました。

電波法(新スプリアス規制)に準拠しています。

結果は
周波数:5760MHz
電圧:DC8V
電流:約1.7A
入力:10dBm
出力:約1.8W
ドレイン電圧:DC6V
ゲートバイアス:約-150mV
ドレイン電流:1.2A(set)

1.8W出力時の最大スプリアス強度は約10uWでした。

これで暫くは5.6GHz帯で遊べそうです。

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10mW入力時の出力

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スプリアス

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最大のスプリアス強度(電波法 新スプリアスの規定内)
posted by 7L1WQG at 00:00| Comment(0) | パワーアンプ