2015年03月10日

144MHz帯プリアンプの製作(BPF仕様、トラップ付)


今回はマイクロ波ではなく、144MHz帯のプリアンプの実験です。
先日、ネットで面白そうな高周波コイルを見つけたので、実験してみました。

シールドされたこのコイルはTOKOのコイルと思われ、規格等は不明なものでした。
購入してLCRメーターで調べてみると、150nH付近のコイルと解り、144MHz帯の
プリアンプに使えないかと思い、製作してみました。
なお、コイルは片巻で、中心にフェライトコアが入っています。

このコイルはBPFとして使用し、増幅部はMMICを使用しています。
また144MHz帯BPF以外に、430MHz帯のトラップフィルターも設けています。

lna8144-320-1.jpg

入力保護のリミッターダイオードとMMICはチップ部品を使い、その他はDIP部品で
構成しました。
これは、ある程度改造がしやすいように考えてです。
本当は、全てチップ部品でも製作できますが、部品入手と改造しやすさを考えています。

lna8144-320-4.jpg
MMICとリミッターダイオードは背面に設置

入出力はSMAJコネクターです。
基板はFR−4の1mmで、片面基板です。
青い積セラが並んでいて、綺麗です。
(いつも設計時には、性能も良くて綺麗に見える様に、部品配置を考えています)

電源電圧は6V〜16Vで約60mAの消費電流です。(内部は3.3V動作です)

測定結果
ゲイン:約21dB
NF:0.64
430MHz帯トラップは約−40dB(144MHz帯ピークゲインより−60dB以上)

lna8144-320-6.jpg

lna8144-320-5.jpg

設計の値と少しコンデンサーの定数を変更しましたが、殆ど調整しないで製作できます。

lna8144-320-2.jpg
左のピークが144MHZ帯、右の落ち込みが430MHz帯

lna8144-320-3.jpg

コイルのコアを回して、中心周波数を変更できるので、調整も楽で、ちょっとしたお遊びには使えそうです。

次回はNOAA用のプリアンプも製作したいと思っています。


posted by 7L1WQG at 19:32| Comment(0) | プリアンプ・LNA
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