2015年08月28日

Advantest R3273 スペクトラムアナライザの修理

メーリングリストで話題になっていたアドバンのR3273の修理を行いました。
原因はメモリーバックアップ用の電池切れです。
電池が切れると、日付がおかしくなり、下記の症状が発生します。

r3273-10.jpg

r3273-11.jpg

このように、エラーが発生します。

本体のカバーを開けると、赤いバックアップ用の電池が見えます。

r3273-12.jpg

電池を基板から慎重に剥がしました。
電池はボンドで基板に接着されているので、電池の足の+側をカットして外し、その後尊重に接着剤を剥がしました。
マイナス側もハンダこてで外し、スルーホールのハンダもきれいに取ります。

r3273-14.jpg

これが外した電池です。
この電池はマクセルのER3 3.6Vで、塩化チオニルリチウム電池と言われるものです。
マクセルは一般的には販売し無いようです。(書類を書いて取り寄せは可能なようです)

r3273-13.jpg

その為に互換電池である東芝のER3Vを使用することにしました。
電池は秋葉原の田中無線電機で購入しました。

r3273-15.jpg

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塩化チオニルリチウム電池は慎重に取り扱います。

外した基板をイソプロで拭いてきれいにしました。
接着剤はシリコン系の様で、そのままにしました。

r3273-17.jpg

早速電池を取り付けてみると、ピッタリです。

r3273-18.jpg

慎重に半田付けをして、仮組みして動作試験を行いました。
スペアナを起動して日付を合わせて、再起動した所、見事にエラーが消えました。

r3273-20.jpg

その後、暫くしてからキャリブレーションを行いました。
見事に全てのエラーが消えています。

r3273-21.jpg

不具合が発生することが有るという話が有ったのですが、
その後、色々と動作させて調べましたが、特に不具合は発生しませんでした。
その為に、システムリセットは行いませんでした。
(システムリセットすると何が起こるかわからないのでこのままです。)

r3273-22.jpg

無事に修理を終了することが出来ました。
このスペアナには、また暫く働いてもらうつもりです。

注意:
自分で行う電池交換は、少なからずリスクが伴います。
基板のパターンを壊したり、ショートさせたり、すると再起不能なんて事も・・・
この記事を見て作業される場合は自己責任でお願いします。



posted by 7L1WQG at 17:44| Comment(2) | アマチュア無線
この記事へのコメント
JE1XCH/群馬・片野です。R3273を使用しています。
ゲインレベルが低くなってしまいました。
CALOUT/30M・-10dBに対し、-20dBです。
修理等は、何処ですれば??教えてください。
Posted by 片野 清 at 2018年03月20日 22:18
現在も修理業者は数社ありますが、何れも高額な修理になると思います。

>片野 清さん
>
>JE1XCH/群馬・片野です。R3273を使用しています。
>ゲインレベルが低くなってしまいました。
>CALOUT/30M・-10dBに対し、-20dBです。
>修理等は、何処ですれば??教えてください。
Posted by 7L1WQG at 2018年03月21日 11:20
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