2015年08月29日

1200MHz帯トランスバーター用ローカル発信器の製作


以前、1200MHz帯のオールモード機が少なく、現行のリグでは高価で移動運用には大きすぎると言う話をいただき、1200MHz帯のトランスバーターの設計を考えてみました。

まずはローカル発信器を設計してみました。
IF周波数は430MHz帯で考えています。
また、2400MHz帯以上のトランスバーターのIF周波数が1280MHzを多く使われていますので、ローカル発信器の周波数は1280MHz、1295MHz帯に対応できるように考えました。

IF周波数を430MHz帯で考えると、LO周波数は845MHzと860MHzが良いようです。
これは
435MHz+845MHz=1280MHz
435MHz+860MHz=1295MHz
となります。
また435MHz帯は一般的にはあまり使われないので、混信も殆ど無いと思われます。

基板は極力小型で小電力になるように考えました。
また、自作等で設置に便利なように、部品は片面実装として、裏はベタのGNDとしました。

VCOはマキシムの小型VCOを使い、基準発振器は14.4MHzのVCTCXOを採用しました。
これは、基準に10MHzや12.8MHzを使うとその高調波がRFに影響を与えるためです。

lo-pll2-320-1.jpg

基板のサイズは約40mm角になり、重さも僅か5gとなりました。
消費電流も僅か55mAでDC7V程度から動作します。

実際に動作させてみると、設計通りの性能は出ているようです。
出力は約8dBm有り、スプリアスは殆ど見えませんでした。
VCO出力をuPC2709で増幅して、スプリアス対策にLPFを装備しています。

lo-pll2-320-2.jpg

この基板があれば、自作や改造用に使用でき、簡単に高性能化が出来ると思います。

基準にVCTCXOを使っているので、周波数の微調整が可能で、環境の違いによる周波数ズレも簡単に調整が可能です。
実際に調整してみると1Hzまで追い込み出来ました。
VCTCXOの精度は25℃で0.5ppmで0〜50℃でも2.5ppmですので、1200MHz帯のトランスバーターには十分な精度です。

lo-pll2-320-3.jpg

次はトランスバーター本体の設計をしたいと思います。





posted by 7L1WQG at 19:01| Comment(0) | トランスバーター
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