2016年02月25日

ATAS−120アンテナの改造

今回は移動運用に改造した「ATAS-120」を使った移動運用とアンテナの実験をしました。

移動運用先ではレンタカーを使うことを前提でセッティングを考えて、マルチバンドで小型のアンテナを考えてみました。

そこでATAS-120ですが、標準のエレメントが貧弱で、とても移動運用には使えそうになかったので、2.5mのロッドアンテナを付ける改造を行いました。
(標準のエレメントは2φのステンレスエレメントで長さも1m近くあるので、持ち運びは不便です。)

移動運用では半固定運用なので、ロッドアンテナで強度は問題有りません。

まず改造にあたっては、ロッドアンテナを付ける金具を製作しました。

atas120-8.jpg

M8の真鍮ネジに3φの真鍮棒を取り付けています。

ATAS-120のエレメントは2φなので、本体の穴を3φにドリルで穴あけをします。
ここは慎重に行います。

エレメントを留めているステンキャップスクリューネジを交換します。
M4✕6に交換しました。

atas120-3.jpg

本体にカバーをはめ込んでから、アダプターを差し込んで、キャップスクリューネジで留めます。
その後、金具にロッドアンテナをねじ込みます。
ロッドアンテナのネジはM8です。

atas120-9.jpg

atas120-5.jpg

atas120-7.jpg

ロッドアンテナなので縮めると非常にコンパクトになります。

atas120-6.jpg


移動運用ではレンタカーを使用しますので、マグネットマウントを使用することにしました、但し、アースの問題もあるので、カウンターポイズ用のアダプターを自作して、大型A4サイズのマグネットアースを使用しました。
今回はカウンターポイズは1本で十分でした。

カウンターポイズアダプターは金メッキ端子に2SQ単線4本と、金メッキのギボシ端子をつけています。

atas120-2.jpg

レンタカーは日産のキューブでしたが、アースも良好で、一発で7MHzにチューニングが取れました。
ちなみに、無線機はFT-991Mを使いました。

すべての部材はコンパクトに出来て、十分カバンに収まるサイズでした。

atas120-1.jpg
移動運用の様子

約30分しか運用しませんでしたが、7MHzで4局、18MHzで1局と交信出来ました。
何れの局ともパイルの中、1回でピックアップして頂きました。

ハイバンドはロッドアンテナを縮めることで対応できました。
posted by 7L1WQG at 14:42| Comment(1) | アンテナ
この記事へのコメント
教えて下さい
エレメントを長くする事で感度など実感は変わりましたでしょうか?
固定局でアースを取って、アルミ製の塀に取り付けるのに購入しようと考えておりますが
長くしても、VHF UHFは同調してくれますか?
Posted by 浅井錠治 at 2017年12月09日 15:13
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