2018年07月31日

エリート無線の直下プリアンプの修理

エリート無線の直下プリアンプの修理

今回はエリート無線の直下型プリアンプの修理を行いました。

このプリアンプは、キットの製品のようです。
重要なプリアンプユニットの部分は完成品となっており、ケーブルやリレーの部分だけ組み立てるようです。

プリアンプユニットはキャビティ構造で、ベタコンでソースがGNDから浮いている構造です。
(単電源でGaAs-FETを動作させる仕組み)

故障の原因は、プリアンプユニットのGaAs−FETが破損していました。

まず、FETのドレイン電圧と、ソース電圧を測定しましたが、ドレイン側は約2V、ソース側は0.2Vでした。
ソース抵抗は75Ωが入っていましたので、電流はほとんど流れていませんでした。
つまり破損しています。
(ゲートはキャビティの共振棒に付いているので、0Vです)

GaAs−FETをMGF1303に交換して、動作するようになりました。
ネットアナで見てみると、キャビティでも少し波形が(特性)が変です。

詳しく調べてみると、入力オープン時に発振しています。

電源の回り込み対策と、回路の再調整をして、発振を止めました。
ネットアナの波形も良くなりました。

ゲインは約18.5dBでした。

これで、修理完了としました。

*ワンポイント・アドバイス
キャビティ型のプリアンプで、ゲイン特性が尖っているような場合は、若干発振していることが多々あります。
この様な状態で、NFを測定すると、とても良い値が出ます。
これは、発振しているとNF計が間違った値を表すためです。
実際は、発振気味なので、プリアンプとしてはとてもノイズが多くなります。
一見、ネットアナでゲインが有って、NFが良い値でも、良いプリアンプとは限りません。
(測定機の値は条件によっては、必ずしも正しい値とは限りませんので、細心の注意が必要です)
入力がオープンで、発振していないか確かめるのも一つの手段です。
posted by 7L1WQG at 11:40| Comment(0) | プリアンプ・LNA
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