昨日、調査した1200MHzリニアですが、改造をしてみる事にしました。
内部配線を見てみると、電源リレーがとても小さい物が使われていました。

電流が30A以上も流れるので、この部分の電圧ドロップを少なくする為に
大型のリレーを2個使って交換しました。
ちょうどメーターの裏が空いていたので、ここに2個設置しました。
内部配線も2SQでしたので、リレーまでの配線を3.5SQを2本使い配線しました。
リレーからモジュールまでの配線も全て交換しました。
電源線にはフェライトコアを設置しています。
これで、パワーが安定しました。

改造前の内部

改造後の内部
おおもとの電源線も2SQ2本〜3.5SQ1本でしたので、これも5.5SQの
平行線に交換しました。
これでも電圧降下はおきますが、13.8V入力でモジュールの電圧は12.8Vと
なりました。
いままでは10V以下でしたので、これでパワーが上がりました。
更に回り込み対策を行い、更に、インピーダンス変換部のマッチングをとり直して、
100W以上の出力を得られました。

(バードのエレメントは500Wを使用しています)
1295MHzでは約100Wで1285MHzでは115Wを得られました。
パワーモジュールは少し劣化しているようです。
新品ならもう少しパワーが出るでしょう。
これ以上は、パワーモジュールの交換をしなければなりませんが、一部を交換すると
出力バランスが崩れるので、交換するなら6枚の交換になります。
このモジュールは入手困難で、更に高価なのであまりお勧めは出来ません。
この状態で、壊れるまで使うのが懸命と思います。