目指す性能は430MHzで50W以上の耐入力があることです。
今回は510オームの酸化金属皮膜抵抗を10本使用して、極力インピーダンスが乱れない
用に注意して製作しました。
510オーム抵抗は5Wの製品を使用しています。
銅の円板(1mm厚)に円形状に10本の抵抗を並べてハンダしています。
抵抗は向きを交互にしています。
510オーム10本の並列なので、合成抵抗値は51オームとなります。

コネクターはNJで中心線に銅パイプをハンダして、銅パイプを銅の円板にハンダしております。
中心から放射状にRF電流が流れるように設計しています。


SWR特性ですがネットワークアナライザーで測定した結果、DC〜430MHzでSWR1.1の値でした。
十分満足できる結果が得られました。
(500MHz付近からSWRは悪化しますので、1.2GHzには使用できませんでした。)
パワーは430MHzで50Wはまったく問題なく使用できます。
このままでも、ピークで150W以上でもは問題ないと思われます。
金属加工が少し大変ですが、製作には30分もかからずに出来上がりました。
抵抗を銅円板で固定しているので、程よく放熱が出来ているようです。
一個有るととても便利ですので、お勧めですね。
次回はオイル冷却のタイプも製作したいと思っています。
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