2013年10月04日

可視光通信実験 その2


秋月電子に注文していた
「レーザー光空間通信にチャレンジ」光ワイヤレス・マイク送受信機 パーツセットと基板が着たので、早速組み立てて実験してみました。

送信機側は前回使用した回路で、受信側だけ秋月のキットを使いました。

結果から言うと、まずノイズが非常に多く出ていました。
これはアンプ部に使用しているNJM386の問題と思われます。

また、フォトダイオードは比較的に感度が高いので、室内で実験すると蛍光灯の50Hzのノイズが盛大に聞こえてきました。

受信素子に赤色LEDを使うと、赤色以外の感度は低いようで、蛍光灯のノイズはそれ程大きくは無いのですが、フォトダイオードでは赤色よりも蛍光灯のノイズのほうが大きくなるようです。

使用しているフォトダイオードは「S9648−100」でこの素子はフォトダイオードにアンプが内蔵されています。
分光感度曲線を見てみると、500〜600nmに感度があるようで、使用している赤色LEDの650nm付近では急激に感度が落ちているようでした。

650nm付近にピークがあるフォトダイオードを選定しなければならないと思いました。

またこのフォトダイオードの受光面積も感度に関係が有るようでした。


ノイズの件で、なるべくノイズを減らすようにキットの回路を改造しました。
積セラはノイズが多いのでカップリングには手持ちのフィルムコンを使用して、アンプ部のNJM386の代わりにOPA134を使用した自作のアンプで試すとノイズは大幅に減少しました。
しかしながら、赤色LEDの感度はあまり高くないようです。

更に実験を続けて見たいと思います。



posted by 7L1WQG at 10:01| Comment(0) | 可視光通信
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