2014年02月10日

プリアンプと同軸リレー


先ほどの記事で同軸リレーについても記載しましたが、同軸リレーのアイソレーション
について書きます。

同軸リレーの性能ですが、主に最大通過電力の値に囚われがちです。

高周波同軸リレーに求められる性能は、アマチュア無線では

・最大通過電力
・アイソレーション
・動作電圧

この3点は見ておきましょう。

特にプリアンプに使用する場合は同軸リレーのアイソレーションは重要です。
同軸リレーのアイソレーションは使用する周波数で値が違ってきます。
この値は同軸リレーのデータシートに記載があるので、よく読んでください。

例えば1200MHzで30dBと記載があったら、通過ポートから他のポート
(NO、NCポート)間の電波の漏れは−30dBであるという意味です。

−30dBとは対数表記なので、整数に直すと1/1000で千分の1
漏れるという事です。
但しインピーダンスが50オームの時でSWRが1.5とか2.0などではかなり
悪化します。

例えば10W送信した場合、漏れは10W×1/1000となります。
つまり10mW漏れます。(SWR1.0の場合)

プリアンプ素子の最大入力は1mW程度なので、漏れが10mWは多すぎますし、
最悪の場合はプリアンプ素子が壊れてしまいます。
その為に漏れは(アイソレーション)は1mW未満になるような値でなければ
なりません。
つまり必要なアイソレーション値は40dB以上で、余裕を考えると50dBは
欲しいところです。

もしプリアンプを自作して故障が多い場合は同軸リレーのアイソレーションを見直し
てみると良いでしょう。

同軸リレーの通過電力が100W以上あっても、アイソレーションが30dBなどでは、プリアンプに使うことは、あまりお勧めできません。

お勧めできるのは、どの周波数でも、使用する周波数においてのアイソレーション値が

出力1Wまで   30dB以上
出力10Wまで  40dB以上
出力50Wまで  50dB以上
出力100Wまで 60dB以上

です。
(プリアンプにリミッター素子が有る場合は、別途計算すること)

同軸リレーの選定をする時にはアイソレーション値も見ることをお勧めします。


posted by 7L1WQG at 13:09| Comment(0) | プリアンプ・LNA
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