送信機は何とか目処がつきましたので、受信機に取り掛かっていました。
当初は秋月のキットの基板を使用しましたが、ノイズも多く、音質も良くありませんでした。
そこで、高輝度LEDを受光部にして、ヘッドホンアンプで増幅して受信していました。
高輝度LEDも何種類か試しましたが、秋月で販売している3Wの物が感度がよく、音質もよく再生できました。
但し、やはり感度はもう一つ欲しいところです。
そこで、フォトダイオード「S9648−100」を受光素子にして、2段目にヘッドホンアンプで増幅する方式にしました。
このフォトダイオードは先ほどのキットにも採用されている受光素子です。
さすがにLEDよりは感度が良くなったのですが、どうも音質が良くありません。
また、蛍光灯の50Hzのノイズを盛大に拾います。
夜の実験では支障が無いのですが、部屋の電気をつけるとノイズが聞こえます。
S9648−100のデータシトを見ると、最大感度が560nmです。
赤色LEDの発光は650nm付近なので、S9648−100では感度が0.3程になってしまいます。
前回はこの辺で妥協していたのですが、データシートを色々見ていくうちに、「S7183」が良さそうだと思いました。
そこで、フォトダイオードを「S7183」に変更して回路を組みなおしました。
どちらのフォトダイオードの感度が良いかはデータシトからは解らなかったので、とりあえず実験してみて決めようと考えました。
結果はとても良くて、S7183は最大感度が650nm付近で、更に分光感度曲線もフィルターをかけたような山型なので、蛍光灯のノイズもかなり低くなりました。
また、感度も音質も良く再生する事が出来ました。

上が秋月のキットの基板、下が今回実験した基板
実験した基板はオーディオグレードの部品を多用しています。
まだまだ、改善しなければならないことが沢山有りますので、順に実験して行きたいと思います。
posted by 7L1WQG at 20:58|
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