2020年09月04日

47GHzトランスバーターの修理完成


47GHzトランスバーターの修理完成です。
出力は数mWは出ていると思われます。
受信感度も周波数、波形も問題無しでした。
この方は、その他2台、合計3台修理したので、時間が掛かってしまいました。

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2020年09月03日

47GHzトランスバーターの修理


今日はLOの調整
ぴるる+バッファーアンプの構成
元々付いていた10GHz帯アンプを再調整しました。

改造前の回路を見ると、どう見ても9GHz付近に同調している感じである。
NE3210S01の2段構成だが、後段をNE3515S02に交換。
回路も大幅に修正した。

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(写真は改造後)

ぴるるからは、11GHzで約1dBmの出力
改造アンプで40mWも出ている。ちょっと多いか!

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これでkuhneの47GHzトランスバーターをドライブして再調整してみる。
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2020年09月02日

47GHzトランスバーターの修理(マキ電機製)


マキ電機製の47GHzトランスバーター

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47GHzトランスバーター内部の写真

調べてみると、ローカールが変?
水晶は58.68125MHzが入っているPLL方式
通常キャビティの逓倍数は160倍
だけど160倍だと周波数が合わない?

通常は
水晶-トランジスタ逓倍でX4
キャビティ内部のダイオードでX5
3段の逓倍回路で2X2X2=8
合計で4X5X8=160
必要な周波数は11.73625GHz
つまり200倍?

調べてみると200倍は全く見えず、160倍が強い
9389MHz??
ここは解らないので放置

トランスバーター本体はMKU47G Kuhne

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これも変?
送信状態でないと受信できない?
回路を追ってみたが、原因不明。

よくよく調べて分かったのが、まずLOレベル
LOが10dBm近く無いと受信できない。
(LOレベル3dBmでも送信は出来るのに)

これも調べると、送信時と受信時にはLO逓倍アンプの
電圧が変わっている事に気が付いた。

その調整VRがなぜか受信時に非常に小さくなっていた。
経年変化が有ったのか、再調整で動作するようになった。

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LOはSGから注入、IFは144MHzで実験

ここまで数時間を要した。
この後LOはぴるるに交換してみる。
明日までに何とかなるかな?
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2020年08月29日

UTV-10Gの修理改造(マキ電機製)


UTV-10Gの修理改造(マキ電機製)

このトランスバーターは以前修理した物。
今回はユーザーの依頼で、IF入力レベルを0.1Wにして欲しいとの事。
確かに1W入力だとスプリアスも多いし、移動運用時には0.1Wの方が使いやすい。

旧型の10GHzトランスバーターは1W入力仕様になっている。
(後期型は0.1Wでも動く仕様だが、逆に1Wでドライブしていると故障の原因ともなっている)

ワンボードの内部のキャリコンを改造、各部のレベルを調整。
LOは水晶なので、周波安定度は良くないが、ちょっと工夫。

スプリアスは多いが、全体的にはまあまあの性能です。

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水晶のカバー

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近傍のスプリアス

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スプリアス
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2020年04月10日

UTV-5600B2の修理


今回は旧型のUTV-5600トランスバーターを修理しました。
(前面のパワメーターが大きいタイプ)

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修理はかなり大変でした!!
症状は、電源を入れると、送信状態になったままになるので、修理してほしいとの事。
このトランスバーターはとても綺麗で、殆ど使ってない様子です。

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内部の写真(LO関係)

まずは電源ONでやはり送信状態。
内部を見てみると、電解コンデンサーの液漏れが発生している。そのせいで、電源部の多くが不良でした。

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かなり液漏れしている

ケミコンをいつものOSコンに交換して、7660や78L05も交換して、再度動作確認。
送信状態は直り、キャリコンも正常動作になった。

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ケミコン等交換後

ドレイン電圧とゲートバイアスも正常な値になった。
送信してみると、波形が変、スプリアスも多い

パワー部を見てみると、MGF0904の1段アンプ。
この部分のコンデンサーも液漏れしているので、交換する。
パワー部や、LO部、各段のGaAs-FETを再調整してみる。
受信は良好

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パワーアンプ部 見た目は綺麗

しかし、送信パワーは出ているが、送信波形に変調が乗っている。
更にキャリアの近くに、不安定な大きなスプリアスが有る。

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CWモードで送信しているのに、波形に変調が乗っている


LO部の電源にコンデンサーを追加
しかし、状況は改善しない。
LOの波形は綺麗だから問題ない感じである。

切り分けするために、パワー段から順に切り離していくが、症状の改善は無い。
ミキサーだけでも、スプリアスが出ている。??

しかしLOの波形は問題ないので、ミキサー部のダイオードを疑ったが、これも問題ない。
親機?と思ったが、やはり問題ない??

SGから1280MHzを入れても、スプリアスが有る?

仕方が無いので、パワーアンプのRFは切り離しているが、ユニットを外してみる。
そうすると、スプリアスが止まる。!!

パワー部の何処かが発振していると思い、単体で調べるが問題ない。??

結局原因は、パワーアンプの外についている、7810レギュレーター。

7810の出力は外して、調査していたが、7810に無負荷でも電源が入ると、レギュレーターが発振しており、その発振波形が電源を逆流してLOの電源に変調をかけていたことが原因だった。
(リレーの電源と7810が接続されていた為)
もちろん、コンデンサー類は全て交換してあったが、関係なく発振していた。
こんな事は初めてだ!!

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部品交換後のパワーアンプ部

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ケースの外についているのが、7810レギュレーター (交換済み)

ここまでで3時間近く費やした。
7810を交換して、再度すべてを組み立てて、また調整。

今度は波形も綺麗だ、スプリアスも殆ど出ていない。
パワーも、受信感度も問題ない。
やはり初期型のUTV-5600は性能が良い。
これで、やっと修理終了。

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修理後のスプリアス測定 殆どスプリアスは無い

いやはや、時間が掛かった。困り
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2018年07月13日

マキ電機製の5.6GHzトランスバーターの修理

依頼があったマキ電機製の5.6GHzトランスバーターの修理を行いました。
電源を入れてしばらくすると、受信が不調になる現象です。

原因は電源レギュレーターの不良とケミコンの容量抜けとFETの調整不良でした。
ケミコン類は全てOSコン、タンタル、大容量積セラに交換しました。(適材適所で交換してます)

その後、LO,RX,TXの各部のFETを全て再調整して、送信パワー、受信感度が大幅に向上しました。

周波数を再調整して、修理終了となりました。

かなり古い型のトランスバーター(UTV-5600B 1994年製)ですが、実は古い方が基板設計は良く出来ています。

トランスバーターに限りませんが、古い機種はケミコンの容量抜けや液漏れが発生して、壊れることが多くなります。

電源部の故障で、FETがすべて壊れる等の現象も良くあり、修理不能に成ることも有りますので、気になる方はケミコンだけでも交換することをお勧めします。
posted by 7L1WQG at 10:08| Comment(1) | トランスバーター

2018年05月01日

10GHz帯トランスバーターの修理

10GHzトランスバーターの修理

今回はセブロン電子製のトランスバーターの修理を行いました。

ユーザーの説明では
「受信感度がとても悪くなったので、RX側の初段のデバイスを交換した所、パターンを剥離してしまい、受信感度が悪くなった」という事です。

初段のデバイス「FHX76LP」を見てみると、確かにGNDパターン(スルーホール)が剥離しています。
更にデバイスがハンダの上に浮いてました。

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RX初段のFETの状態 FHX76LP

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GNDパターンが無い デバイス全体が浮いている。
これでは正常に動作しない。

これは厄介な修理です。

一度、トランスバーターを分解して、基板を取り出します。
デバイスを外して、クリーニングすると剥離箇所が良く解ります。

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基板を外し、デバイスを除去しクリーニング 
見事にスルーホールとGNDパターンが剥離

基板の裏から銅線を長めにハンダ付けします。
(軟銅線が良いのですが、今回はスズメッキ線を使いました。)

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その後、基板表の銅線を1.5mm〜2mm位残して切断します。
裏面はギリギリで切断します。

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基板の裏に金属を当てて、ハンマーで銅線を潰します。
裏面のハンダの盛り上がりは細かいヤスリで平らにします。

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表の銅線は盛り上がりが有れば、これもヤスリで仕上げます。

銅線の上に予備ハンダをして、FETをハンダ付けします。

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FETがショートしていないか確認して、通電して調整して完成です。
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2018年04月27日

24GHz帯トランスバーターの修理依頼

24GHzトランスバーターの修理依頼
マキ電機製の24GHz帯トランスバーターの修理依頼があり、調査してみました。

ユーザー曰く、症状はキャリコンが壊れているという事でした。

しかし、電源を入れてみると、殆どのデバイスに電流が流れていませんでした。

前回の10GHzトランスバーターより深刻です。

原因は想像ですが、
まず、FETが破損して、その影響で電源(レギュレーター)
のショートで過熱して破損、更にコンデンサー関係が液漏れで、パターンショート。
その影響かトランジスタ関係も破損しているようです。

修理はかなり大掛かりになり、極端な話ですが、基板以外の部品は殆ど交換しなければなりません。
(殆どのデバイスが影響を受けているので、交換したほうが確実)

抵抗値の不適切、VRのガタツキ、コンデンサーの不良、等々もありました。

最初から製作したほうが簡単なくらいの故障です。
こうなると、修理ではなくレストア

ここから先に、進めるか相談中です。

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マキ電機製24GHz帯トランスバーター・ワンボード基板

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電源周り、コンデンサーの液漏れ、この写真のデバイスは全て壊れている。

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TXの初段、NE3210S01の頭が飛んでいる。

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78N05レギュレータ コンデンサーの液漏れによりパターンが腐食している。

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キャリコンの検波ダイオード
設置方向が変?パターンが剥離している。

最終的には、持ち主の判断で、今回は修理は中止になりました。
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2018年04月19日

10GHz帯トランスバーターの修理

10GHz帯トランスバーターの修理

マキ電機製の10GHz帯トランスバーターの修理依頼があり、修理しました。

症状は送受信できない、キャリコンが動かない等でした。
開けてみると、内部の基板は初期型で古いものでした。

調べてみると、ワンボード基板の78N05と78N08が壊れていました。
早速、交換しても動作しません。
調べていくと、FETがデッドショートしていました。

LOのFETを外して見ると、電源は入りました。

送信すると、またショート。
これもFETを外して、解決しました。

ダイオードミキサーですが、これも壊れていました。

症状から考えると、IF入力1Wの所、10W以上を入れたのだと思います。
それで、ミキサーが壊れ、更にLO、送信側のFETが一気に壊れてショートして、レギュレーターが加熱して破損したと思われます。

LOとRFのFETにはDC8Vが印加されており、規格電圧を遥かにオーバーして使用しています。

オーバーパワーでFETが壊れてショートして、バイアスも0Vになり、次々にFETが壊れていった感じです。

RF側はドレインに抵抗が入っていません。その他のFETもドレインとバイアス抵抗は10オームでした。
FETがショートすると、10オーム抵抗でも、800mAも流れます。
抵抗なしの場合は、完全ショートになり、電源周りが壊れます。

FETはMGF1302とその他は解りませんでした。

修理は、レギュレーターを5Vに交換して、FETを全て交換。
レギュレーターは78N05(300mA)では電流不足なので、78M05に交換しました。

バイアス等の抵抗値を変更、調整VRはへたっていたので、交換、ミキサーダイオードはユーザーが手持ちが有ったようで交換できました。

ここで困ったのが、LOの周波数が8960MHzでIFが1280MHz

これは、ダイオードミキサーの場合、1280MHzの逓倍周波数とRF周波数が一致してしまい、問題が起こります。
水晶が56MHzです。(推奨は55.9MHz IF1296MHz)

これは仕方ないので、IF周波数をずらして調整しました。

このトランスバーターはパワーアンプが無いタイプでしたので、当初の出力は-20dBmでしたが、調整後約10dBmまで改善しました。

RX側も回路定数やデバイスも交換して、-100dBmの信号も余裕で聞こえるようになりました。

但し、この基板は非常に不安定で調整はとても困難でした。
(基板パターンの問題か?)

このメーカーのトランスバーターの同軸配線はコネクターを使わず、直接ハンダ付けなので、一度分解して、コネクターを付けてからでないと、調整が困難です。

(写真は掲載しません、ご了承下さい)
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2017年11月20日

高精度のPLLローカル発信機の検証


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昨日、マイクロウェーブミーティングで公開した
ローカル基板ですが、本日詳細に調べると、
やはり、キャリアの近傍にノイズが有りました。

先日測定のデータがあまりにも良かったので、少し変だなと思いつつ
発表しましたが、本日、再測定して解りました。

10KHzのノイズを下げる方向に調整すると、キャリア近傍にノイズが出ます。
昨日は時間がなかったので、この辺を詳細調べていませんでした(失敗)

再調整した値では
-98dBc/Hz 10HKz (2290MHz) の値でした。

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調整すれば10HKzでの値はもっと良くなるのですが、
今回は近傍のノイズが最も少なくなるように再調整しました。

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このVCOの裸特性を考えても、この辺が良いのかもしれません。

まだまだ、修行が足らないようです。

ついでに昨日入手したセブロン電子さんの5逓倍器に入力してみました。
2290MHz 13dBm入力で、11450MHzで0dBm程度の出力でした。
スプリアスが多いので、更にBPFフィルター等で不要帯域をカット
しないと駄目かもしれません。
(このユニットだけの問題かもしれませんが?)

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また、色々と実験をしたいと思います。
posted by 7L1WQG at 00:00| Comment(0) | トランスバーター

2017年01月14日

2400MHz帯トランスバーター基板の実験

昨年から、要望があった2400MHz帯のトランスバーターを
製作しました。

取り敢えず、ワンボード基板を製作しました。
2400MHz帯は無線LAN等の部品が使用できますので、MMIC
や、チップフィルターを多用しています。
その為に、基板は全くの無調整です。(調整箇所は無し)

送信側にはBPFが3段、受信側にはBPFが2段とLPFが1段入っています。

今回も、基板上にキャリコンやIF用ATTパターンが入っています。

基板サイズは58mm*78mmでFR−4 厚さ0.5mmです。
非常に小型になっています。

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IF:430MHz帯(実験では437MHz)
LO:1990MHz帯
RF:2427MHz帯


測定結果ですが、マズマズでした。
IF入力のATT等が無い状態での測定結果です。

IF:437MHz 3dBm
LO:1990MHz 5dBm
RF出力:2427MHz 16dBm(約40mW)

でした。

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受信側ですが、今回は無線LANの影響を考えて、ゲインを低くしています。
コンバージョンゲイン 約8dB
430MHz帯はトランシーバーの受信感度が高いので問題ないと思います。

消費電流はDC6V 270mAとなっております。(DC6〜DC15V動作)

スプリアスは6GHzまで見ましたが、問題ないようです。

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まだLOを製作していないので、今後製作して完成形にしたいと思います。
posted by 7L1WQG at 23:58| Comment(0) | トランスバーター

2016年05月07日

PLL基板製作の続き-2

昨日製作した、ローカル発振器のチューニングをしてみました。

定数を少し変更して、だいぶ安定動作するようになりました。

pll-3.jpg

周波数は常温であれば10Hz程度の変動でした。
出力は約9dBmまで向上しました。

phase noise(位相雑音)も測定してみました。
R3273の自動測定なので、正確さは解りませんが、下記の結果でした。

1KHz:-93.65dBc/Hz
10KHz:-108.67dBc/Hz
100KHz:-124.11dBc/Hz
1MHz:-139.29dBc/Hz

pll-4.jpg

この辺で妥協することにします。
posted by 7L1WQG at 15:50| Comment(0) | トランスバーター

2016年05月06日

PLL基板製作の続き

昨年から実験している、PLL基板ですが、昨年発表した
VCO−IC(マキシム)ではどうしてもC/Nが悪く、FMでは問題ない
のですが、どうしてもCW、SSBでは音が悪くなっていました。

そこで、色々とVCOを探したのですが、市販品では良い物がなく
また、少量販売はしていただけないので、新たにVCOを特注しておりました。
VCOはFSKで製作していただきました。

基板もVCOを変更したので、新たに製作しなおしました。
本日やっと、基板が出来たので、部品を付けて実験してみました。

pll-1.jpg

基準は14.4MHzのVC-TCXOです。
今度はC/Nもかなり良さそうです。

pll-2.jpg

写真は1150MHzです。

スパン:50KHz BW:300Hzで見ています。
出力は約3dBmでした。(調整して5dBmまで出そうです)
スプリアスは:−50dBc程度でした。

まだ、ループフィルターや各部のチューニングは行っていませんが
これなら使えそうです。

現在は2ch仕様ですが、4ch仕様や基準10MHzにも対応できるように
一応設計はしています。

基板サイズは61×41mmでプリアンプケースに収まるようになっています。
基板はFR−4で、厚さ0.6mm 裏はGND
電源は6V〜15V 60mAでした。
その他:PLLロック表示LED、周波数微調整(VC-TCXO使用時)、出力調整可能(ATTパターン)

汎用性が高いので、3GHz程度までのLOに使用できると思います。
(VCOは特注になりますが)

上手く行けば、4chの高品位なトランスバーターが出来そうです。
(1295,1290、1280、1270MHzの予定)

ハムフェアまでには形にしたいと思います。

5月のマイクロ波フリーマーケットはこちらです。
posted by 7L1WQG at 23:18| Comment(0) | トランスバーター

2015年10月20日

1200MHz帯トランスバーターの製作-5

今年から実験している1200MHz帯のトランスバーター
のその後ですが、
新しい基板を設計し直して、どうにか上手くいきました。

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前回はIF周波数を430MHz帯で実験したのですが
どうもスプリアスが強くて難儀していました。
(ミキサー内で発生している)

今回はオーソドックスなIF周波数144MHz帯で実験
して、上手く出来ました。

ワンボードのTRVで製作して、パターンでBPFを作製した
ので、サイズが大きくなってしまいました。
基板サイズは5.6GHz帯TRVと同サイズです。
基板は0.6mmのFR−4です。裏面は全面GNDです。

マイナス電源は使用していないので、調整は楽です。

実験の結果は

IF周波数:145MHz
LO周波数:1150MHz
RF周波数:1295MHz
IF入力レベル:5dBm
LO入力レベル:10dBm

送信出力:20dBm

受信コンバージョンゲイン:21dB

以上の結果でした。

trv1200-2.jpg


写真は送信時のスペアナ画面です。


144MHz帯で5mWも入力すれば100mW以上の
出力が得られます。

スプリアスも−60dB近くに抑えられたので、法的問題も
クリアできます。
送信時の消費電力はDC8Vで約160mAでした。

出力が100mW以上有るので、他のトランスバーターのIF
用には十分ですし、更に10Wまで出力を上げるのも簡単です。

まだLOの製作が残っていますが、今回もPLL、2cH-LO
の設計を考えています。
145MHzで1295MHzと1280MHzの2波が可能に
なります。

LO周波数は低いので、他の製品でも良いかもしれません。
(ぴるる等)

posted by 7L1WQG at 22:56| Comment(0) | トランスバーター

2015年09月26日

1200MHz帯トランスバーターの製作-4


基板の設計がおわり、パターンが出来ました。

trv1200-144m-1.jpg

TX側に2段のBPF、RX側に1段のBPFを設置しました。
各々にLOのトラップフィルターが入っています。
TX側もRX側も2段増幅としました。
その為に基板がかなり大きくなってしましました。
基板サイズは5.6GHz帯のTRVと同じサイズです。
TX、RX共にMMICを使っています。
基板はFR−4で製作します。

基板が出来上がりましたら、再度実験してみます。

次はLoの設計をしなければなりません。
まだまだ続きます・・・・


posted by 7L1WQG at 20:20| Comment(0) | トランスバーター

2015年09月22日

1200MHz帯トランスバーターの製作-3


IF:144MHzとして設計を考えると、どうしても狭帯域のBPF
バンドパスフィルターが必要になります。
一般的にはキャビティタイプを使用しますが、どうしてもサイズが大きくなります。
業務用では、波長を短縮するためにセラミックを使ったキャビティタイプのBPFもあります。
しかし、アマチュア的には入手は難しく、価格も高価です。

今回は基板のパターンで比較的狭帯域のBPFの設計をしてみました。

実験に使用したのは、1200MHzのLNAに使っているBPF部分です。
このBPFは通過損失を少なくするために、かなりブロードで設計していますので、今回は特性重視で実験してみます。

まずはBPFのモノポールの離隔を大きく取り、帯域を狭くします。
調整した所、通過損失が2.5〜3dBで狭帯域化出来ました。
しかしLo周波数の減衰が15dB程度しかなく、まだ不順分です。

そこで、トラップフィルターをBPFと一緒に結合させることにしました。
その結果、満足は得られるレベルまで減衰させる事ができました。
トラップフィルターは急峻で、基本周波数にあまり影響が無いようにしました。

LNA基板の一部を利用して、色々とカットしています。

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ネットワークアナライザーで測定した結果です。

trv1200-144m-2.jpg

最終的には1280MHz、1295MHzでの通過損失は約1.6dB
1150MHzの通過損失は39dB
1005MHzの通過損失は37dBとなりました。
2GHz帯での通過損失は約30dBですが、LPFを挿入するので、問題は無いと思います。

この結果を元に、1200MHz帯のトランスバーターの設計をしてみます。
但し、基板パターンでBPFを設計したので、当初の計画より基板サイズが大きくなりそうです。




posted by 7L1WQG at 13:32| Comment(0) | トランスバーター

2015年09月21日

1200MHz帯トランスバーターの製作-2


ここの所実験している1200MHz帯のトランスバーターですが、IF430MHz帯の場合
下記の問題が発生しました。

一般的に、ミキサーにLo,IFを入力すると出てくるRF波形は
Lo:860MHz IF:435MHzとした場合
・Lo+IF=12950MHz
・Lo-IF=425MHz
この2波は強く出てきます。

それ以外に
・Lo=860MHz
・2×Lo=1720MHz
これはいわゆるローカル漏れです。

この辺までは不要な周波数が離れているので、除去することは安易です。
しかし、
・2×Lo-IF=1285MHz
この不要な周波数は1200MHz帯の帯域内なので、除去は殆ど不可能です。
これ以外にも不要な周波数は出てきますが、この周波数だけは除去出来ません。
MMIC型のミキサーは不要な周波数の発生は少なく安定しているので採用して来ました。
しなしながら、今回は色々調整しても部品を変えても、スプリアスを法的なレベルをクリアすることが出来ず、IF430MHz帯はあきらめました。
実際実験してみると、設計値、カタログ値では解らない現象が発生するので、1200MHz帯と言えども難しいものです。

そこで、もう一度設計を見なおして、最も一般的なIF周波数を144MHz帯で再設計をすることにしました。
この辺は一般的に使われている方式で
Lo:1150MHz
IF:145MHz
RF:1295MHz
としました。
また同時に
Lo:1135MHz
IF:145MHz
RF:1280MHz
も使用できるように考えます。

1200MHz帯にLo周波数が近いので、問題になるのは
Loの1150MHzとLo−IF=1005MHzの2波です。
この2波はIF周波数145MHz分程度しか離れていないので、除去にはチップタイプの小型フィルターでは難しくなります。
特注でセラミックBPFフィルターを作る方法も有りますが、価格的に難しく高価なものになってしまいます。
キャビティ型フィルターを使えば簡単ですが、小型化を目指していますので、これも採用は厳しいです。
どうすれば小型で安価に製作できるかもう少し考えてみます。
とにかくトランスバーターはローカル発信器とミキサーとフィルターが確りしていれば、安定動作します。
この辺のチョイスが成功の要になると思います。

前回設計した基板は2400MHz帯でも使用できるので、近いうちに2400MHz帯トランスバーターで使って見ようと思います。



posted by 7L1WQG at 15:23| Comment(0) | トランスバーター

2015年08月31日

1200MHz帯トランスバーターの製作


ハムフェアが終わり、やっとトランスバーターの基板設計が出来ました。
机上の設計なので性能は何とも言えませんが、超小型に製作しました。

設計では

1200MHz帯トランスバーター(ユニット基板)
IF:435MHz
RF:1295MHz&1280MHz 2ch
電源電圧:DC7V〜DC12V (電流値はTX時に150mA程度と思います)
IF入力レベル:MAX1W
RF出力:50〜100mW
コンバージョンゲイン:10dB
NF:0.8dB程度
入出力共に同軸リレー装備(出力は同軸リレーをスルーすることも出来る)
基板サイズ:55mm×45mm(名刺サイズの半分よりやや大きい)
基板:FR-4 0.6mm 両面スルーホール(裏面は全てGND)
オールモード対応
キャリコン装備、TX、RXでの電源出力有り(外部アンプ、外部同軸リレー等)
強制スタンバイ端子有り
部品点数:約90個
ミキサー、RXアンプ、TXアンプ、同軸リレー等は全てMMICです。

難点はチップフィルターの性能がそれほど良くないと思われるので、スプリアスは
多くなると思います。(多い場合は外部フィルターで対応する予定)
一応、TXに2段、RXに1段フィルターが入っています。
LOは860MHz又は845MHzです。

RF関係のコネクターはU.FL又は同軸ケーブルを半田付けです。

先日、製作したLOと組み合わせても名刺サイズより小さくなると思います。
TX、RX共に1段増幅なので、あまりパワーは出ません。

基板パターン(参考です)です。一応実物大です

1.2GHz-TRV-1.jpg

基板が出来たら実験してみます。

posted by 7L1WQG at 10:57| Comment(0) | トランスバーター

2015年08月29日

1200MHz帯トランスバーター用ローカル発信器の製作


以前、1200MHz帯のオールモード機が少なく、現行のリグでは高価で移動運用には大きすぎると言う話をいただき、1200MHz帯のトランスバーターの設計を考えてみました。

まずはローカル発信器を設計してみました。
IF周波数は430MHz帯で考えています。
また、2400MHz帯以上のトランスバーターのIF周波数が1280MHzを多く使われていますので、ローカル発信器の周波数は1280MHz、1295MHz帯に対応できるように考えました。

IF周波数を430MHz帯で考えると、LO周波数は845MHzと860MHzが良いようです。
これは
435MHz+845MHz=1280MHz
435MHz+860MHz=1295MHz
となります。
また435MHz帯は一般的にはあまり使われないので、混信も殆ど無いと思われます。

基板は極力小型で小電力になるように考えました。
また、自作等で設置に便利なように、部品は片面実装として、裏はベタのGNDとしました。

VCOはマキシムの小型VCOを使い、基準発振器は14.4MHzのVCTCXOを採用しました。
これは、基準に10MHzや12.8MHzを使うとその高調波がRFに影響を与えるためです。

lo-pll2-320-1.jpg

基板のサイズは約40mm角になり、重さも僅か5gとなりました。
消費電流も僅か55mAでDC7V程度から動作します。

実際に動作させてみると、設計通りの性能は出ているようです。
出力は約8dBm有り、スプリアスは殆ど見えませんでした。
VCO出力をuPC2709で増幅して、スプリアス対策にLPFを装備しています。

lo-pll2-320-2.jpg

この基板があれば、自作や改造用に使用でき、簡単に高性能化が出来ると思います。

基準にVCTCXOを使っているので、周波数の微調整が可能で、環境の違いによる周波数ズレも簡単に調整が可能です。
実際に調整してみると1Hzまで追い込み出来ました。
VCTCXOの精度は25℃で0.5ppmで0〜50℃でも2.5ppmですので、1200MHz帯のトランスバーターには十分な精度です。

lo-pll2-320-3.jpg

次はトランスバーター本体の設計をしたいと思います。





posted by 7L1WQG at 19:01| Comment(0) | トランスバーター

2014年06月19日

24GHz帯ローカル発信器の製作−1

24GHz帯のローカル発信器の実験をしてみました。

この発信器は昔に流行ったドレーク方式と同じ方式でプログラムを使用しない
発信器です。

VCOは2GHz帯で、ロジックICで制御しています。
基準周波数は17MHz帯となります。
これは2GHz帯のVCOの出力をプリスケーラーで1/128分週している
ためです。

更に、この出力を5逓倍して11GHz帯を得ています。
逓倍にはダイオードが使われていますので、奇数倍の周波数が強く出ています。

今回は基板に合わせたケースを製作して、基準発振のTCXOも特注して
製作しました。

lo-11370mhz-s1.jpg

17MHz帯のTCXOが出来てきたので、組み込んで実験してみました。
TCXOはDC5V用で1.0ppm以下の製品です。

今回は24GHz帯のローカル発信器用に、11.370GHzになる様に調整してみました。

測定結果は
周波数:11370.0007MHz
出力レベル:2.6dBm
フェーズノイズ 10KHzで-85dBcでした。
(測定結果には誤差があります)

lo-11370mhz-2.gif
波形はスパン100KHzで測定しています。(スペアナは校正しています)

TCXOなので周波数安定度1ppm以下でも、周波数のふらつきは100Hz程度出てしまいます。
24GHz帯では数100Hzふらつくと思いますが、FMでもSSBでもは何ら問題ないと思います。

今回使用したTCXOは調整がクリチカルですが、以前の製品と比べて、非常に
周波数が安定しています。

スプリアスですが、スペアナではノイズレベル以下で殆ど見えませんでした。
(性能の良いBPFが入っています)

11370mhz-lo-sp.gif
フルスパンで測定


電源電圧はDC12Vで約150mAとなります。
(内部は9Vと5V動作です)
電源基板が出来ていないので、3端子レギュレーターはバラック配線です。
7809を使用していますが78M09でも十分と思われます。

posted by 7L1WQG at 14:21| Comment(0) | トランスバーター