当日は天候もよく、9時30分からの受付にもかかわらず、9時前から多くの方々がいらっしゃいました。
9時30分の受付開始時間には、すでに会場は満席の状態でした。

参加者数は委員も含め100名以上の方々が参加されました。
内容はこちらのプログラムをご覧ください。
ます最初に、マイクロ波委員会委員長 JA1MTL 明山OMの開催の挨拶が行われました。
福島委員の司会進行で、午前中は、電気通信大学AWCC 助教 石川 亮先生の、最新のマイクロ波増幅回路の講義から始まり、電気通信大学AWCC 教授 唐沢 好男先生の、アレー素子アンテナを用いた通信技術、全ての周波数帯をDAコンバーターを用いた収録技術など、最新の研究の紹介が有りました。

昼食を挟み、午後は「マイクロ波帯入門」でマイクロ波アマチュア無線の現状と運用、機材から伝播について、JF1TPR 熊野谿OMの解説がありました。
実際運用されている機材などの展示も有り、とてもわかり易くお話をされていました。
「国際宇宙ステーションのハムテレビ」について JA1OGZ 金子OMからのお話があり、ISSのヨーロッパ実験棟からアマチュア無線を使ったDATVの解説がありました。
更に実際にDATVの受信設備などの解説が詳しく行われました。

「マイクロ波と月面反射通信」についてJH1KRC 渡辺OMから、マイクロ波でのEMEの実態と各国のEMEerの紹介、運用設備の紹介から大変興味のあるお話をお聞きする事が出来ました。
「アマチュアの光通信」については、JA1ATI 逸見OMから、LEDを用いた光通信についてのお話があり、回路構成から、設備、運用方法など詳細なお話がありました。
LED通信はアマチュア無線の免許が無くても行える通信方法で、実験にも簡単な部材で出来るので、誰でも出来る無線通信として、興味深いお話でした。
最後に、電気通信大学のUEC コミュニケーションミュージアムの見学会が行われ、大変貴重な資料を見ることが出来ました。




解散は夕方の6時過ぎになり、朝から無線一色の一日でした。
講座の様子はJARLのホームページにも記載されています。
宜しければご覧ください。